偽情報(ディスインフォメーション)は、現代社会における大きなリスクとして大きな注目を集めています。Code for Japanは、国内最大のシビックテック団体として昨年から偽情報に取り組み、X(旧Twitter)のコミュニティノートのデータを用いたAPIやダッシュボードを開発中です。

そして新たにDisinfo Insightsというタイトルで偽情報に関連するリサーチをはじめます。第一弾となる本稿ではXが2024年9月に発表した透明性レポートをディスインフォメーション(偽情報)対策に焦点を当てて分析しています。

Xの透明性レポートに加えて、総務省「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会」の資料や過去の数値と併せて分析することでXのコンテンツモデレーションの傾向が分かりました。

なお、Xの透明性レポートではコンテンツモデレーションという言葉は使われていません。ただ、総務省の検討会での回答でコンテンツモデレーションとしてポリシー違反の対応をあげているため、本稿ではコンテンツモデレーションという言葉を用います。

2024年10月7日

背景

透明性レポート概要

関連資料

今回の透明性レポート

過去の透明性レポート